第8回 日本核医学会春季大会 大会長
日下部 きよ子
第8回春季大会は平成20年5月9日(金)~11日(日)にタワーホール船堀(東京)にて日本核医学会理事会の下で開催されます。平成17年より日本核医学会は、「核医学に関する研究を推進し、内外の関連学会との連携協力を行うことにより、社会に貢献すると共に、社員及び会員の核医学の研究、教育及び診療の向上を図ること」を目的とした有限責任中間法人となりました。
日本核医学会専門医についても、「核医学診療に優れ、放射性物質の安全取扱いに習熟した臨床医を養成し、診療水準の向上を図り、社会に貢献すること」を目的とした制度を確立し、平成19年3月7日に厚生労働省から核医学専門医の公告の認可(医政総発第0307001号)を受けております。今日の安心・安全の医療に貢献することは元より、核医学専門医、並びに指導医の育成を行うことが学会としての責務となっております。
これまで日本核医学会が春季大会で行ってきた初心者を対象とした講習会の内容をより専門分野ごとに充実・拡大させ、「核医学基礎セミナー」では、看護師コース、薬剤師コース、卒後研修医コース等を加え、幅広く参加して頂けるように企画しました。
核医学専門医受験者を対象とした「核医学専門医受験者コース」では、各臓器シンチグラムの読影の実際とコツ、RI内用療法の実際など、専門医に求められる日常診療の基礎から応用までが具体的に解説される豊富な内容となっております。そして、「核医学指導者コース」は臨床に求められる基本的なガイドラインから今日のトピックスまで、核医学の教育指導に必要な要項が網羅されております。
「PET研修セミナー」には、「医師・歯科医師コース」、並びに「診療放射線技師コース」を設け、“PET核医学認定”資格を取得する上で必要な法的規制、放射線防護、そして読影のポイント等、PET診療に必須の基礎知識と実際上の取り扱いが「陽電子断層撮影診療に関する所定の研修」に沿って、解説されます。なお、この「PET研修セミナー」は、日本核医学会が主催し、日本核医学技術学会、(社)日本医学放射線学会、(社)日本放射線技術学会、(社)日本放射線技師会、(社)日本アイソトープ協会との共催となります。
今日では、核医学においても先端医療に直結する高精度の成果が求められており、放射線の有効利用を保証することが前提となります。本大会は核医学に関する教育・講習を主体に企画されておりますが、同時にあらゆる分野の専門家が一堂に会して情報交換し合う場ともなります。日進月歩の放射能利用の健全な発展に向けて、本会が意義深い機会となりますよう願って止みません。


