第9回日本核医学会春季大会のご案内

遠藤大会長

 

 

 

 

第9回日本核医学会春季大会 大会長

遠藤 啓吾

 第9回春季大会は平成21年5月9日(土)、10日(日)の2日間、タワーホール船堀(東京都)において日本核医学会理事会の下で開催されます。前回は3日間の開催でしたが、第9回は2日間の日程となり、参加者の負担が少し軽くなるのではないかと思っています。
最近89Sr(ストロンチウム)、90Y(イットリウム)と相次いで新しい核種が診療に使われるようになりました。いずれもβ線放出核種で病気の治療に使われます。これまでのSPECT、PETを中心とした核医学による診断だけでなく、患者に優しい病気の治療は核医学の重要性を増すことでしょう。
 核医学専門医は「核医学診療に優れ、放射性物質の安全取扱に習熟した臨床医を養成し、診療水準の向上を図り、社会に貢献すること」を目的とした制度を確立し、平成19年3月7日に厚生労働省から核医学専門医の広告の認可(医政総発第0307001号)を受けることができ、専門医数も順調に増えています。核医学専門医、並びに指導医の育成を行うことが学会としての責務となっております。
 期間は2日間となりますが、前回より充実した内容で講習を行ないます。初心者を対象とした「核医学基礎セミナー」は、初心者・卒後研修医コース、看護師コース、薬剤師・薬剤調製者コースを、講習の内容をより専門分野ごとに充実・拡大させて、幅広く参加していただけるように企画しました。
 核医学専門医受験者を対象とした「核医学専門医受験者コース」は、各臓器シンチグラムの読影の実際とコツ、RI内用療法の実際など専門医に求められる日常診療の基礎から応用までが具体的に解説される豊富な内容となっております。そして、「核医学指導者コース」は臨床に求められる基本的なガイドラインから今日のトピックスまで、核医学の教育指導に必要な要項が網羅されております。
 「PET研修セミナー」は、「医師・歯科医師コース」、ならびに「診療放射線技師コース」を設け、“PET核医学認定医”資格を取得する上で必要な法的規制、放射線防護、そして読影のポイント等、PET診療に必須の基礎知識と実際上の取扱が「陽電子断層撮影診療に関する所定の研修」に沿って解説されます。なお、この「PET研修セミナー」は、日本核医学会が主催し、日本核医学技術学会、(社)日本医学放射線学会、(社)日本放射線技術学会、(社)日本放射線技師会、(社)日本アイソトープ協会との共催となります。
 本大会は核医学に関する教育・講習を主体に企画されておりますが、同時にあらゆる分野の専門家が一堂に会して情報交換し合う場ともなります。日進月歩の核医学の健全な発展に向けて、本会が意義深い機会となりますよう願って止みません。